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買ってはいけないハミガキ

「この指とまれ通信」(1997年3月18日 No.681) より


津島市条例に「天然石けん使用推進都市宣言」があります。この宣言は、合成洗剤が環境へ悪影響を及ぼし、人体にも有害である事実を重視し、それをもとに津島市行政が提言した宣言です。結果として、給食センターや公共施設内での天然石けんへの切り替えが進み、合成洗剤の使用が抑制されました。

合成洗剤と天然石けんは本質的に違うものなのですが、洗濯・台所・洗顔・住居用などまでは理解できても、合成洗剤のハミガキが市販の大半である実感は薄いようです。特に、口の中に入れて使うものなので、成分に有害物質が入っていると思えないようです。
農薬、添加物、合成洗剤などの毒性や危険性を訴え、それに代わる安全な食べ物や生活用品の開発と販売を続ける中に、当の購入者である消費者の感情は、安心や惰性につられていったようでした。目指す食べ物の共同購入方式へのマンネリ化も手助けして、消費者の感情が冷めていくのが良くわかりました。私の決心は、一度始めた目標なので、ここでは市民感情に逆らわずして、自分の意思だけが支えになる時間を続ける以外に出口はありませんでした。

「農薬や添加物の危険性は聞き飽きた」「合成洗剤でも石けんでも変化はない」「商品を売り込みたいだけで、安全なのか不信だ」などと勘違いされたときもありました。今の私の気持ちは、「目標を見据えて続けてきて良かった」「私欲だけでなく、社会性を優先して良かった」と思うことです。昔を思い起こす時は少ないのですが、「合成洗剤のハミガキは危険で、天然石けんのハミガキを使いましょう」と訴える記事を読んだ時は別です。なんだか懐かしく思えてなりません。私自身は合成洗剤を使用していませんし、科学的にも危険性が実証されているので、みなさんには天然石けんをおすすめします。しかし、マスメディアを使ったコマーシャルの成果は絶大で、またまた合成洗剤の使用量が盛りかえしています。イメージだけで生活をしている人たちにとって、客観視のおすすめは不可能です。無添加や安全もイメージアップが必要なのでしょうか。

とある歯磨き剤は、虫歯予防だけでなく、微少欠損の歯の再生化に効果がある、と宣伝しているのが特徴です。また、歯を白くする効果も最大に強調しています。この結果は市場占有率を15%まで押し上げ、値段が高いのに売り上げ好調を続けている商品です。売り上げが高いのは、コマーシャルの影響が強いことで、品質ではありません。みなさんコマーシャルに弱いのです。微少欠損に一番効果を上げるものは、あなた自身の唾液に含まれるカルシウム成分です。薬用成分で再生化を望むことは出来ません。歯を白くする研磨剤でも、あなた自身が持っている白さより白くすることは不可能です。合成洗剤が2~3%含まれていることによる、舌の表面の細胞破壊が心配されます。合成洗剤歯磨きで歯を磨いた直後、8回のうがいをしても口の中には4.1%の合成洗剤が残留し、この濃度は0.45%で稚アユが死亡する濃度との比較で、危険性の理解が深まるはずです。

東北大学歯学博士の阿部先生は、虫歯の根本治療は歯科医では難しく、予防歯科医学が必要な時代に入っていると講演しました。虫歯になったり、歯槽膿漏になったら取り返しがつきません。予防の第一歩は、歯磨き剤を使わない丁寧なハミガキで、次に歯間ブラシで歯石取りです。と、明快に答えました。外科治療としての歯学は別として、家庭で出来る虫歯予防が大切であると強調していました。添加物や合成洗剤には興味がなくても、知識として間違った情報で翻弄されることに嫌悪感を持っているようでした。



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by rinnesha | 2015-04-18 12:45 | このゆびとまれ通信

愛知県津島市の小さな自然食品店。りんねしゃの日々あれこれ


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