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カテゴリ:生産者について( 3 )

大鹿村ツアー報告その2

続いて、福沢さんの牛舎へ。 (報告その1はこちら)


福沢さんはご自身の牛舎の他に集乳の仕事もされており、普段の餌やりなどは奥さまが担っています。


先頃1頭が事故になり、処分せざるを得なかったそうです。
1頭100万円という高額で取引される成牛。しかし子牛から育てるのには時間もお金もかかります。
1頭でもダメになるのは、畜産家のみならず、流通の担い手にも影響を与えます。

青木さんの牧場で、道子さんも
「ひとりではできないこと。屠殺する人、捌く人、売る人がいるからやっていられる」
と話していました。

まぁのさんでは牛を定期的に“一頭買い”します。
どの部位が売れるかはわかりませんし、鮮度が保つうちに売り切る必要があります。

一方、通常の精肉業者は欲しい時に、欲しい部位を指定して仕入れることが大半。市場では当然、十把一絡げです。

青木さん・福沢さんは、自らまぁのさんのお肉を購入。
自分の舌で確かめ、より良い牛を生育方法を模索しているそうです。

リスクは高いのですが、一頭にこだわることで、生産者さんを支えているのです。

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by rinnesha | 2015-07-26 19:20 | 生産者について | Comments(0)

大鹿村ツアー報告その1

長野県の大鹿村に来ています。
南アルプスの麓、日本一美しいと言われる村のひとつにあげられる大鹿村。

りんねしゃで取り扱っている牛肉“大鹿牛”“アルプス牛”の生育地でもあります。

精肉加工をしているまぁのさんが、生産と流通・消費の場を繋ぐため、毎夏企画されている大鹿村ツアー。
創業以来、23回目だそうです。


自然の美しい大鹿村ですが、リニア建設の予定地でもあります。

今回のツアーでは生産者の青木さん・福沢さんの牛舎、リニア建設予定地などを見学します。


始めに訪れた青木さんの牧場。

ご家族の皆さんが迎えてくれました。

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牛舎には約30頭、この他標高1500mの牧場にお母さん牛がいるそうです。

牛たちは青木さんの永き不在を知ってか知らずか、表面上はかわりなく過ごしていました。

息子の連さんは、青木さんの癌発覚後にはずっと牧場に留まり牛たちの世話してきたそう。

屋台骨である青木さんを失ったことで不安もありつつ、これまで通りによい牛を育てたいとおっしゃていました。

この続きはまた。

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(追記)
大鹿村ツアー報告その2はこちら

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by rinnesha | 2015-07-25 22:20 | 生産者について | Comments(0)
みなさまに親しまれている長野県の大鹿村産・アルプス牛について、 精肉を行っている「まあの」の小村さんより、生産者の青木さんがなくなられたとの連絡がありました。

がんの病床にあることは聞いており、闘病中でした。
青木さんはリニア建設運動にも反対し、地域活動の中心的存在でもありました。娘さんや息子さんも一緒に地域で活動しておられ、今後も家族で牛飼いは続けていくとの事、うれしい限りです。

まあのさんより報告が届いておりますので紹介します。

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7月12日朝5時5分、青木清さんは胆管ガンのため、自宅で亡くなられました。68歳でした。
お連れ合いの道子さんによれば、本当に静かな死であったということです。
当日娘の香糸さんから連絡をいただき、翌13日に、グリーンライフの花房さんと弔問のために大鹿村に出かけました。途中で安全農産供給センターの上田さんとも合流しました。

青木さんの家は自分で建てた大きなログハウスですが、その一室にお棺が安置してありました。
最後に黄疸が出ていたので少し顔が黄色くなっていましたが、穏やかなお顔でした。

道子さんが話してくれます。
「…最初は家族葬で、身内だけで済まそうと考えていたが、子どもたちの『やっぱりお世話になった村の人にも伝えないと…』との意見で、葬儀はしないが翌14日を「お別れの日」として、村の人たちにお別れを言いに来てもらうことにした。
15日火葬の予定。戒名はつけない」

…思えば青木さんは「非戦」の看板を家の周りに立て、平成の大合併時には「合併反対」のステッカーを車に貼って村内を走り回り、リニア反対の先頭に立ち、でも立場の違う人ともできる限り話せる道筋をつけ、何よりも阪神タイガースの大ファンの燃える人であり、子どもが大好きな優しい人でした。
あらゆる権威に懐疑的で、自由に生き切った青木さんらしい最期かもしれません。

道子さんのそばに息子の連さんもいます。
「これから肉質のばらついた牛が出るかもしれません」と、ちょっと自信なさげです。

でも彼にとって牛は生まれた時からそばにいました。小さい頃から牛の世話の手伝いをしていました。
今回も青木さんが弱ってくるのに合わせて、連さんが牛の世話を任されてきています。

道子さんが続けて話されます。
「この10年“あんじゃネット”(介護事業)の立ち上げから関わってきました。ようやく軌道に乗って次の世代も育ってきたので、私はそろそろ家に戻って、野菜を作ったり牛を飼ったりしたいと思っています」
「青木は最後まで治るつもりで、和牛の母牛を30頭まで増やしてきました。この世話だけでも大変」。

これも青木さんらしい前向きさの表れかもしれません。それとも残された者たちに「和牛は頑張れば経営の柱になるよ」と、テーマを残したということでしょうか。

つくづく私小村は、ラッキーであり、またアンラッキーだと思います。芦浜原発反対運動の闘士・上村さんや、天性の自由人・青木さんと出会えたことは肉屋として幸運なことで、お二人からは人間として大いに学ばせてもらいました。それなのに、上村さんは3年前に64歳で、今度は青木さんが68歳で、早々と先立って逝ってしまわれました。もっともっとお付き合いをしたかった。

なお、7月25日・26日の大鹿村ツアーは、予定通り行ないます。まだ空きがありますので、関心をお持ちの方はすぐご連絡ください。

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今後もアルプス牛は続きます。食べるという形で支援できればと思います。ぜひ応援して下さいませ。

また、文中にある大鹿村ツアーはまあのさん主催で毎年行われているものですが、急遽・脇田が参加させていただくことになりました。

牛舎やリニア工事予定地の見学も含まれておりますので、またレポートさせていただきます♪
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by rinnesha | 2015-07-22 11:30 | 生産者について | Comments(0)

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